一般歯科

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一般歯科

虫歯の進行と痛みの特徴

虫歯の原因は口の中の細菌がつくる歯垢(プラーク)です。虫歯は、エナメル質、象牙質、歯髄、歯根の順に進行していきます。

ごく初期、歯の表面のエナメル質が溶け始めている状態では、痛みはほとんど感じません。エナメル質の下の象牙質まで侵されると、冷たいものや甘いものがしみて、瞬間的な痛みを感じます。
虫歯が歯髄といわれる歯の神経にまで達すると、痛みがずっと続くようになります。歯髄が炎症を起こしたり腐っていたりする場合は、歯の神経を抜く根管治療が必要です。
さらに進行し、虫歯が歯肉より下の歯根まで達すると、抜歯となるケースが多々あります。

根管治療に最新素材を採用

虫歯が進行すると、歯の神経を抜く根管治療が必要となることがあります。
根管治療は、虫歯になった部分を取り除き、神経を取って消毒した後、人工歯を支える根管を詰め、その土台の上に人工歯をかぶせる治療です。

人工歯を支える土台のことを「コア」といいますが、医療法人児玉歯科医院では従来の金属製に代えて、最新のグラスファイバー系材料「ファイバーコア」を採用しています。
金属と異なり、ファイバーコアでつくられているため光の透過が歯に近く、とても自然で美しい仕上がりになります。
また、金属のコアはとても硬いため、強い力が加わると歯根が折れてしまうことがありますが、適度なしなやかさを持つファイバーコアは衝撃を吸収するため、根を壊しにくく歯にもやさしい材料です。

歯周病治療

歯周病は自分で防げる病気

歯周病は歯周病原菌による感染症で、今や日本人の40歳代以上の方の8割が歯周病にかかっているといわれています。

歯のまわりに歯垢(プラーク)がたまると、歯肉に炎症が起こり、歯ぐきが赤く腫れて歯と歯ぐきの隙間が大きくなります。この隙間のことを「歯周ポケット」と呼びます。
歯周ポケットは歯周病原菌が増殖するのに適した環境なので、歯周病原菌が増えて歯周病が進行していきます。やがて歯がぐらつきはじめ、歯ぐきが腫れたり、歯ぐきから膿が出たりするようになります。
さらに進行すると、歯を支えている歯槽骨という骨が溶け、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。

このように歯周病は恐ろしい病気である一方、虫歯同様「自分で防ぐことができる病気」です。また、ごく初期であれば適切なケアで治すこともできます。まずはかからないように毎日正しいブラッシングをして、口の中の清潔を保つことが大切です。

歯周病の症状と段階

歯周病の症状には、「歯茎から血が出る」「噛むと痛い」「歯がグラグラする」「歯にモノがつまる」などさまざまなものがあり、その状態は、軽度から末期までの4段階に分かれています。

 

【軽度】

症状 歯ぐきが腫れる。
血が出る。
治療 歯石を除去し、丁寧なブラッシングで改善がみられます。

【中等度】

症状 歯ぐきが腫れる。
血が出る。
口臭が気になる。
治療 軽度と同様、歯石の除去に加え、深い歯周ポケット内の歯石除去を行います。

【重症】

症状 歯ぐきが腫れる。
血が出る。
口臭が気になる
膿が出て歯がグラグラする。
治療 歯の動揺が見られるため、抜歯の可能性が高くなります。もしくは中等度と動揺の処置後、インプラント・矯正・補綴物などが必要となります。

【末期】

症状 血が出る。
口臭がきつくなる。
グラグラして歯が抜ける。
治療 抜歯してブリッジもしくは入れ歯が必要となります。

歯周病の治療

歯周病の治療においてもっとも大切なのは、口の中の細菌を減らすことです。まず、ブラッシング指導やプラークコントロール、歯石除去などによって、今いる菌を減らします。
さらに、モノが詰まりやすい歯である場合は凹凸を削って菌が棲みやすい環境をなくしていきます。ここは非常に重要な部分で、すべての患者さまに繰り返しご説明し、必要な処置を行っています。

歯周病の治療にあたり、医療法人児玉歯科医院では最初に精密検査を行い、病状の改善状態に応じて、再評価検査を行います。

〈歯が残せる場合〉
ブラッシング指導=プラークコントロール
歯石除去=スケーリング・根面潤沢化(ルートプレーニング)
外科手術=ポケット掻爬術・はく離掻爬手術・歯肉切除など
咬合調整=歯を削る・補綴・矯正
固定=一時的固定・永久固定
不良補綴物の再製作=合っていないかぶせものをつくり直す

〈歯が残せない場合〉
抜歯もしくはブリッジ、入れ歯、インプラントによる補綴

再発を防止するために

歯周病は一度かかってしまうと、再発の可能性が高い感染症です。なぜなら、治療終了後は、患者さまご自身のセルフケアが非常に重要になるためです。

歯周病の治療中や治療終了直後は、皆さまブラッシングも注意しながら行いますが、時間とともに歯磨きを怠って歯垢が増えると、歯周病が再発する原因となります。
そのため、医療法人児玉歯科医院では歯周病の治療を行った患者さまに対し、定期的な検診に来ていただくようお願いしています。

予防歯科

悪くして治すよりまず予防を

一度虫歯になってしまうと、その歯は決して元の健康な状態に戻ることはありません。
歯科治療は、薬を飲んで治癒するものではなく、「歯を削る」「抜く」といった外科的な処置を行うものであり、発見と治療が遅れれば遅れるほど、削り取る量が増え、抜く確率が高くなり、体力的にも金銭的にも、大きな負担がかかるようになります。
つまり、歯の病気は、かからないように予防することがもっとも大切なのです。

歯科治療において「いつどれだけ頑張るか」を決めるのは患者さまご本人です。たとえば、虫歯になってから頑張るのか、歯を抜くときに頑張るのか、その前の予防の段階で頑張るのか……。最終的に頑張るのは患者さまご自身で、歯科医はそのお手伝いをすることしかできません。

医療法人児玉歯科医院は、患者さまが虫歯になって痛い思いをする前に、できれば予防の段階で頑張っていただき、「虫歯にならないこと」が患者さまにも私たち歯科医にとっても、もっとも幸せなことだと考え、予防歯科に力を入れています。

まず患者さまに予防の大切さをご理解いただき、家での毎日のブラッシングを正しく続けること、必要に応じてフッ素塗布を行うこと、そして最低でも半年に1回は検診に来ていただくことをおすすめしています。

口臭治療

原因を探りお悩みを解決

口臭は自分ではなかなか気づきにくいため、一度人から「口が臭い」と指摘されると、その後はとても気になり、臭っていないか常に不安になるものです。

問題となる口臭のほとんどは、口腔内の細菌が、食後の食べかすを分解することでできる硫黄化合物が原因です。
ブラッシングが悪く歯垢がたくさん残っていれば、当然細菌の数は増えてしまいます。さらに虫歯のくぼみや歯周病でできたポケットの中には、細菌がたくさん棲んでいます。
口臭が気になる場合は、悪循環が進まないように正しいブラッシングを指導し、必要に応じて適切な虫歯や歯周病治療を行います。

また、口の中の細菌は唾液の循環によって生息数がある程度の数に抑えられるため、唾液が少ないドライマウスの方、口呼吸の方も口臭がひどくなりがちです。医療法人児玉歯科医院では口臭の原因を患者さまとともに探り、お悩みを解決いたします。

入れ歯

まずお悩みを把握することから

総入れ歯や部分入れ歯を使用している患者さまの中には、噛み合わせの調子がよくない、よい先生に巡り会えないという理由で複数の歯科医院でいくつも入れ歯をつくり直している方が少なくありません。

当院にも、ほかから転院されてくる患者さまが多くいらっしゃいます。
入れ歯の不具合は、歯の数や場所、バネの形状、噛み合わせの問題、入れ歯の厚み、顎の土手の形などに問題があり、場合によっては何度新しい入れ歯をつくり直しても同じことを繰り返す可能性があります。
入れ歯は既成品ではないため、一度つくった後、食べたり飲んだりして実際に使用しながら調整を重ねることで最終的なものとなることをまずはご承知おきください。

他人に入れ歯であることはなかなか言いにくいため、不具合や痛みをご自分で判断されている患者さまが多い傾向にあります。
そこで医療法人児玉歯科医院では、カウンセリングから気づかないお悩みを見つけ出し、解決するお手伝いをしています。

医療法人児玉歯科医院で取り扱う入れ歯の種類と特徴

当院では、保険適用の従来の入れ歯の他、より進化した快適な入れ歯(自費診療)を取り扱っております。

ノンクラスプデンチャー

従来の部分入れ歯には、入れ歯が動かないようにするための金具(バネ、止め具)が付いています。ノンクラスプデンチャーとは、その金具がないタイプの入れ歯です。

金属部分がなく、従来の入れ歯より見た目が美しい上に、金属アレルギーを起こすリスクがないため、安全性にも優れています。手術が怖い、十分な骨量がない、治療費を抑えたいなど、インプラント治療が不適合な方にもおすすめです。

〈特徴〉

・留め金に金属を使わないため、入れ歯と気づかれにくい。

・着けた時の違和感が少ない。

・適合性がよく、しっかり噛める。

・耐食性(腐りにくい)素材で出来ているため、変色しにくい。

 
 
コンフォートデンチャー

「痛い」「噛めない」「外れやすい」といったこれまでの入れ歯の悩みを解消する、入れ歯の上面をやわらかな生体用シリコンで覆った全く新しい入れ歯です。
生体用シリコンがクッションとなり、入れ歯でぐっと噛んだときの歯ぐきにかかる負担を和らげ、驚くほどの吸着力を発揮します。生体用シリコンは、コンタクトレンズや心臓のペースメーカーのチューブでも使用されている安全な素材です。

金属床入れ歯

入れ歯の床部分に「ゴールド」「チタン」など強度のある金属を使った入れ歯です。
保険診療で使用する樹脂製入れ歯(レジン床)に比べ熱伝導性に優れ、汚れが付着しにくく、清潔に保てるなどメリットが多く、非常に使い心地がよく、長持ちするのが特徴です。

TEL:092-751-5155