脳の病気と歯周病の関係について

脳の病気と歯周病には、一見無関係に思えて、実は「炎症」や「血管」を通じたつながりがあると考えられています。

まず、脳の病気はいくつかの種類に分けられます。

①脳血管の病気・・・脳梗塞、脳出血、くも膜下出血

→血管が詰まる、破れることで脳にダメージが起きる病気

②神経変性疾患・・・アルツハイマー病、パーキンソン病

→神経細胞がゆっくり壊れていく病気

③感染症、炎症・・・髄膜炎、脳炎

→細菌やウイルスが原因で起きる病気

④その他・・・脳腫瘍、てんかんなど

 

これらがなぜ歯周病と関係があるのかというと、歯周病があると、口の中で慢性的な炎症が続きます。

この炎症物質が血流に乗って全身の血管をめぐるため、動脈硬化を進める、脳梗塞のリスク上昇につながるとされています。

また、歯周病菌は歯ぐきの血管から体内に入り、血流に乗って脳へ到達→血管の内側に炎症を起こす可能性があります。

一部の研究では、歯周病菌がアルツハイマー病の患者の脳から検出されたという報告もあります。

 

また、歯周病と認知症にも双方向の関係があります。

歯周病→炎症により認知機能低下のリスク増加

認知症→歯磨きが難しくなり歯周病が悪化

このように悪循環が起きやすくなります。

歯周病は単なる口の病気ではなく、全身に影響を与えます。

そのため、日頃からしっかりとケアをし、定期的な歯科検診を受けることが大切です。